強くしなやかな時代に
どうしようか迷ったけど行ってきた、伊勢詣。
やっぱり例年より人は少なく、並ぶこともなくお参りすることができた。
まず外宮、それから内宮、猿田彦、月讀之宮。
外宮では「大丈夫」というメッセージ。
外宮はどっしりして寡黙で厳格なお父さんというイメージがあったけど
今回は「大丈夫!大丈夫!」と満面に笑みを湛えている様子。なんかいつものお父さんとちがう。親近感ある。
土宮はやっぱり落ち着いていて安心感がある。風宮はサラサラと吹く風のように颯爽としている。多賀宮は相変わらず高貴で豊かで優美な佇まい。今回、神さんはもしかしたら今の世の中を嘆いているかもしれないと思って、ちょっと参拝することに気が引けていたけど、なんのことはない、いつもと変わらず泰然としていた。そらそうや。神さんやもん。なんも変わらへん。
これまでの土の時代が終わり、これから風の時代が始まると言われている。
色々な風が吹くだろう。その風はどこに連れて行ってくれるのだろう。遠い遠いこれまで行ったことがない世界に運んでくれるかもしれない。突然の強い風が吹いてくるくると転げまわることもあるかもしれない。どんな風が吹いてもそれに抵抗することなく力を抜いてふわっと乗っていければいいなと思う。縮こまらずにパーンと両手を広げて笑いながら飛んでいけたらと思う。根っこがしっかりしていればどんなに遠くに飛んでもどんなに強い風が吹いても自分の立ち位置にもどってこられる。軸が折れないように凛として風に乗っていけますようにと祈った。
内宮は例年と違ってひっそりとした空気だった。外宮と逆なような、なんかいつもと違うなぁと思っていたら、ふと「頑張っていますね。よくやっていますよ」というメッセージが降りてきた。慈悲。ありきたりだけど、愛。内宮は太陽のように強く華やかな女性というイメージがあった。でも、今年は穏やかで寂静で温かい。慈しみ。母なる愛。じわじわと体の中に熱いものがこみ上げてきた。
猿田彦で引いたおみくじは「末吉」。昨年と一緒。「雨があがり蝉がなき心地よい風が吹く」みたいなことが書かれていた。まずまず。悪くない。っていうか結構良い。
月讀之宮ではつきよみひよみでヨガを続けられていることのお礼とこれからも見守ってくださいとお祈りした。
今年は父が笑い、母が静寂だった。違う顔を見せた。陰陽。太陽は男性性。月は女性性。天照大御神は太陽神でありながら女性性の象徴でもある月の女神でもあるということか。月は太陽がなければ輝けない。これから強くてしなやかな女性性の時代が到来する予感。
迷ったけど行ってよかった。でも、ずっとマスクはきつかった。電車の中でも神宮内でもずっとマスクをつけていて苦しかった。特急電車の中ではあまりにも苦しかったのでマスクを外した。幸い乗客も少なかったので。それと寒かった。自分の勝手なこだわりで毎年誕生日に行っているけど、来年はもう少し暖かくなってから行ってもいいかなと思った。ただ、毎年、伊勢詣を境にその年が始まる心持なので時期をずらすとそれがねぇ…。まぁ、来年のことは来年考えるとして、今年も始まりました!!!
Ça y est, c’est parti!!!
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