料理をするということ
今日の朝ごはんは“ぱんのき”のトースト、はちみつ、干しプルーン半切れ、アーモンド三粒、ターメリックとシナモンとカルダモンが入ったチャイ、重ね煮の豆乳スープ。
プルーンとアーモンドとチャイは毎日のヘビーローテーション。その他はパンがカンパーニュの時もあればあんぱんの時もあるし、パンではなくてご飯の時もある。
今日の場合は豆乳スープがあったので、ちょっと豪華な朝食になった。このスープは五日前に作った重ね煮が冷蔵庫に残っていて、「そろそろ食べてしまわないと」と思ってひよこ豆味噌を溶いて豆乳を入れてスープにしてみた。
いつもの朝食はヘビロテのプルーンとアーモンドとスパイスチャイにパンが一切れくらい。あっ、時々自家製ヨーグルトを食べる時もある。これには黒すりごま、きな粉、黒糖などを加えて。
そして、今日のおひるごはんはカレー。
以前にアーユルヴェーダをベースにしたインド料理教室に通っていたことがあって、その時に覚えたレシピ。
レシピでは骨付きチキンを入れるけど、あたしはあり合わせの野菜で作ることが多い。クミンやターメリックはもちろんのこと、マスタードシードやコリアンダーパウダー、チリパウダーなどスパイス数種を使ったトマトベースのスパイシーカレー。爽やかな辛さが癖になり時々、無性に食べたくなる。作る時は多めに作って冷凍してある。今日のお昼はそのカレーとプチトマト3粒。いつものお昼は、前の晩御飯の残り物とごはんでサッと済ませることが多い。ご飯がない時はパンを齧ったり、買い置きしてある冷凍うどんをゆがいて適当にうどんだしを作ってすする。
会社に勤めている時は毎日お弁当を作っていた。お弁当のおかずを中心に日々の献立を考えて作り置きしていた。
それから今日の晩ごはんは、冷や奴、ごぼうのバルサミコ炒め、うすあげをフライパンでさっと炙って、醤油をチョンチョンとぬったもの、新じゃがの煮っころがし、にんじんサラダ。
野菜は毎週土曜日にやっているファーマーズマーケットで買うこともある。スーパーで売っている野菜より値段は少し高めだけど、味が全然違う。オーガニック野菜とスーパーの野菜の味の違いについては色々なところで散々言われているので、取り立てて言うほどのことではないんだろうけど、重ね煮するとそれがよく分かる。後は父の畑で獲れた野菜を時々もらう。
家の近所には商店街と言うほどのものではないけど、小さな通りに魚屋さん、和菓子屋さん、八百屋さん、乾物屋さんなどが並んでいる。通りは下町の雰囲気で豆腐屋さんがあっても良さそうだけど、なぜか豆腐屋さんはない。豆腐好きのあたしとしては残念だ。土曜日にやっているマーケットで美味しいお豆腐屋さんが出ているので、行った時には買うようにしている。
晩ごはんの時にはだいたい何か呑む。ビール、ワイン、日本酒、焼酎のどれかをその時の気分で呑む。呑まない時もあるけど、まぁ大体呑んでるかな。量はワインだったらグラス二杯くらい。一杯では物足りないので二杯まで。
人に言わせると自分ひとりだけのためにそんなに料理できないという。一人だと食べきれないし、一週間「ばっかり食」になるし、材料費、光熱費のことを考えればでき合いのものを買う方が経済的という人もいる。
そう、そうなんだよね。確かに。食べることだけを考えればそうなんだよね。
でも、料理はあたしにとっては一つのメディテーション。
野菜を切りながら、味見をしながら、火を入れた時の色や香りをみながら、それを楽しむ。
狭い台所で、限られた調理道具で、いかに効率よく、手際よく、料理するかを工夫する。
それは全てメディテーションになる。
料理を作って食べる。これは単なる空腹や食欲を満たす為だけのことではなく、工夫して作って見て味わうといった一連の創作活動なのです。
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