みんな、表現者
ヨーガの教えのひとつに「結果に執着しない」という教えがある。結果を期待して行為をしない、ということだ。
“ただ行為する”。それだけ。
その結果が良かろうが悪かろうが、頓着しない、やり過ごす。
そしてまた淡々と行為を続ける。
マインドフルネスも“何かの為”にするのではなく、目的もない。
マインドフルネスそのものが“在り方”で“ただ在る”。それだけ。
“今ここ”に意識を向ける。
アサナしながら身体感覚をなぞっていく。普段の生活の中で“頭の中のおしゃべり”に気づく。
“目に見えるもの”にも“目に見えないもの”にもじ~っと向き合ってみる。初めて出会う何かのようにそっと手に取り、匂いを嗅ぎ、顔を近づけてつぶさに観察する。そこで得た発見を、気づきを自分なりに表現してみる。
それは何かの形になったり、色になったり、言葉になったり、踊ったり、音になったり、人と接する時の態度だったり、朝起きて夜眠る間の暮らし方だったり、色々なやり方で表現されていく。
そんな風にして、日々、瞬間を表現する。
それを毎日毎日繰り返していく。
”行為をする”ということは”表現する”ことでもある。
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