バニラ・ビーンズ
土曜日のヨガのクラスの前にいつも立ち寄るお菓子屋さん。
クグロフ、シフォンケーキ、タルト、キッシュ、サブレ、ジャム、チーズケーキetc
彼女のお菓子はなんというか魂がこもっているというか、その人自身がお菓子に顕れているのです。
オープンマインドで、シンプルで勢いがあり、ブレない力強さを感じます。
美味しいお菓子を作る人はたくさんいるんだろうけど、彼女の作るお菓子は美味しいだけではない、ちょっとした秘密のエッセンスが入っている、といつも思うのです。
先日、リンゴのジャムを買いました。
「バニラ・ビーンズは今年はこれが最後だと思います」とのこと。
なんでも、今、バニラ・ビーンズの価格が高騰しているらしい。
100円、200円どころの値上がりではなく、10倍くらい上がっているらしい!!!
原因は世界的な異常気象もひとつだけど、
ネットの普及で現地の生産者さんがネットで出回っている価格を知り、
「おれたち、やってられないぜ!!!」と、生産するのをやめたり、これまでの何倍もの価格をつけ始めたらしいです。
バニラ・ビーンズはカスタードクリームやお菓子作りには欠かせない材料です。
「100円、200円くらいならまだ頑張れるけど、10倍も上がってしまうと、ちょっと使うのは難しい」と。
リンゴジャムに入った黒い粒を見ながら、このまま世の中にバニラ・ビーンズが行き渡らなくなったらさびしいなぁと思い、そうならないためにあたしができることは、aco'sさんのお菓子を買い続けることなのだ。
0コメント